きょうは、昼から急に曇ってきて雷雨となりました。いったん晴れて明るくなったのすが、しばらくすると、また薄暗くなり一層激しい雷雨となりました。昔の人が卯の花くだしといったのこのような不安定な天気が続くことかなと思いますが、二日前にサツマイモの苗植えをしたところなので水やりをしなくても良いのは助かります。（裕）

[18回]

　昨日、午前は西大冠会場で、午後は寿栄会場で素読の集いを行いました。西大冠会場は１３名、寿栄会場は８名のでした。
　テーマは湊川の合戦で最期を遂げられた楠木正成、正季兄弟と、湊川へ向かう途中子の正行と別れた櫻井の駅の場面を取り上げました。櫻井の駅は高槻の隣にあり、高槻の小学校にも子別れの石像が残っているからです。日本の子供たちには伝えておきたいテーマだと思います。（裕）

[10回]

草の葉を落つるより飛ぶ蛍かな　芭蕉

　昨日はブログを投稿できず１日空いてしまいました。
　私は、夜に記事を投稿して、朝にコメントが無いか確認しています。朝、確認する時は、たいてい私がその日の1番目だったのですが、最近２番目となることが多くなりました。おそらくスペインから見てくれているこのブログの読者さんが時差の関係で私より先になるのではないかと思っています。
　今日は蛍の句で日本の初夏の風情をお届します。
　最近、コメントのない日が続いていますので、気に入られた記事があれば、拍手と共に、ぜひコメントを送ってくださいますようお願いします。24.5.27朝（裕）
　

[11回]

あだ波をふせぎし人はみなと川神となりてぞ世を守るらむ　　明治天皇

　今日は５月２５日ですが、１３３６年の５月２５日は湊川にて楠木正成、正季兄弟が討ち死にした日であります。
正季最後の一念は
「七生まで唯同じ人間に生まれて、朝敵を滅ぼさやとこそ存じ候へ」
それに対して正成も
「罪業深き悪念なれども、我も斯様に思ふなり。いざさらば同じく生を替へてこの本懐を達せん」
と答えて枕を並べて差し違えたのであります。
　この湊川に向かう途中、櫻井の駅で正成は子の正行を故郷の赤坂に帰します。櫻井の駅跡は現在三島郡島本町にありますが、高槻からも隣にあたり、高槻小学校には楠公父子の像が今も残っています。
　「正成一人未だ生きて在りと聞し召され候はば、聖運ついに開かるべしと思し召され候へ」
と後醍醐天皇に奉答して、歴史の舞台に登場してより討ち死にするまで、たかだか５年間ぐらいではありますが、楠公の言葉の響きは日本民族のある限り消えることはないでしょう。24.5.25（裕）

[15回]

　大天才を見出すは易し、
　されど円満なる人を見出すは実に困難なり。　エマソン
　
　凡人である私は、せめて円満な人間でありたいと考えないではなかったがちょっとしたことで腹を立ててしまうのは少しも治らない。エマソンの言葉を見出して苦笑するほかありません。人生の真実を生き、深く生きた人の言葉は洋の東西を問わず凡人にとって感激であります。素読のテキストを探すことは私自身が生きる力を与えられることとなっています。24.5.24（裕）

[21回]