寒梅 新島襄
庭上の 一寒梅,
笑って 風雪を侵して 開く。
爭はず 又 力めず,
自づから 百花の魁を 占む。
今日のブログのタイトルが『八重の桜』にも拘らず引用の漢詩が『寒梅』というのは矛盾しているように思われるかも知れません。『八重の桜』は今年のNHKの大河ドラマの題です。昨年の平家物語と違って人気は高いようです。
桜といえばおととい大阪城の桜の満開宣言がありましたが高槻では満開まであと少しといったところです。今日は暖かいので自転車でまほろばの会のチラシ配りをしましたが、タンポポ、からし菜、モクレン、紫木蓮、三色スミレなど町のあちこちで見かけることができました。まるで桜の満開に合わせたかのようで百花繚乱といった感じがします。
梅が咲くころには花らしい花はほとんど見かけません。まさに梅は百花の魁を占めているようです。『自づから百花の魁を占む』は新島夫妻の心情であり生き方そのものであったと思うのです。そのように考える私には『八重の桜』という題名は今だにしっくりと来ないのですが、ドラマのタイトルとしてよかったのでしょう。福島復興の為でもあるようですので支援したいと思います。(25.3.31裕)