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毎月、高槻市で素読の会を開いています。「素読とは」「素読について」「家庭での素読に仕方」など「素読」に関心をお持ちの方必見の記事も多数アップしています。
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今日も昨年の出来事で忘れられないことについて書きたいと思います。ブログを開設する前のことですのでお許しください。
私の都合で前月素読の集いを休んだことがあったのですが、そのためか、その月は私を含めて5人しか集まりませんでした。会場である公民館の会議室の前には、図書コーナーがありました。高学年の子や中学生たちが10人ぐらい集まって、それぞれゲームをしていたので、「今から素読の集いをするけど、暇やったら参加せえへんか?」と声をかけてみました。そしたら全員「やってみる」というので驚きました。5つの文章を素読で読みました。
紙面の関係で、『春望』は4行だけしかプリントに載せていませんでした。
    春望  杜甫
   国破れて山河在り
   城春にして草木深し
   時に感じて花は涙を濺ソソ

   
別れを恨んで鳥は心を驚かす

   
この時、中学生たちが「学校で習った。」というのです。そのうちの一人が
「あとの分も覚えている。」というので暗唱で発表してもらいましたが、本当にきちんと言えたのです。

   烽火ホウカは三月に連なり
   家書は万金に抵
アタ
   白頭掻きて更に短く
   渾べて簪シンに勝えざらんと欲す


みんな「ほおぉー」と驚いて一瞬静かになった後拍手喝さいとなりました。中学生たちは、中間考査の前日でクラブがないので暇だから集まってゲームをしていたそうです。「次からは、クラブで来られへんけど、楽しかった。」と喜んで帰って行きました。(裕)

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 話は少し古くなりますが、昨年6月下旬から7月上旬にかけて、岩手県に行きました。大槌町にある大槌稲荷神社の「()()しの祭り」で、震災の為になくなられた方々の慰霊に参加することが目的でした。神社が中心となり伝統の『鹿踊(ししおど)り』を守っていこうと小学生から、お年寄りまでいろんな人が学校や仕事を終えてから集まり、練習を重ねていたことが覗えました。その夜、神主の十王舘さんたちと懇談しました。岩手県に行く直前に台風が発生したこともあり、私が「被災地に台風が来ると大変ですね。」と訊ねたところ、「台風は1日で通り過ぎるからたいしたことはない。冬の吹雪は台風並みの風が、3日も4日も続くことがあるし、一旦止んでも、繰り返し何度もやってくる。雪も厄介です。」と言われたことを思い出します。本当に、1月中旬以降の天候は例年になく厳しくて被災地の方々の事が心配です。ただ祈るほかに何もできないのが歯がゆい思いです。(裕)

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 今日は立春です。厳しい寒さが続きましたが、よい天気で久しぶりに日差しが暖かく感じられました。西大冠コミュニティセンターの周りに、2月の素読の集いのチラシを配ったのですが、少し汗ばむほどでした。風があったので、寒さ対策に厚着をしていたためかも知らないとも思いました。しかし、配っている途中、一輪だけですが梅の花が咲いているのを見つけました。ここ数日の厳しい寒さの中にも、春の準備をしていたことを感じます。また、寒さが戻ってくるでしょうが、
梅一輪 一輪ほどの 暖かさ(服部嵐雪ハットリランセツ
の俳句のとおりですね。(裕)

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   今日は節分です。節分の豆まきでは、一般的に「福は内、鬼は外」というのが普通ですが、 東京の亀戸天神では、「鬼は外」だけを、千葉の成田山新勝寺では「福は内」だけを連呼しています。
また、「福は内、鬼は内」と言うところもいくつかあるようです。
 
  • 東京雑司ヶ谷の鬼子母神。
  • 奈良県吉野山の蔵王堂。こちらでは、「福は内、鬼も内」というそうです。
  • 山形県山辺町大寺地区「鬼の目」。「福は内、鬼は内、鬼はござんしょう(よくいらっしゃった)」と言うそうです。
  • 山形県天童市の若松寺。全国の鬼を呼び集めて供養する修正会(しゅしょうえ)がおこなわれます。

 山形県にはまだほかにもあるようです。それぞれ由来があるようですが、鬼は悪鬼としてだけでなく、地方によっては、幸せをもたらす鬼の存在も考えられているようです。
 また、悪鬼を外へ追い出すだけなら、外は悪鬼だらけになってしまう。蔵王堂のように仏の力で、会心させようとの意味もあるようです。
 一般的な「鬼は外」も自分の心の中の迷いを追い出すと考えられますね。
 今年は、「福は内、鬼も内」でやることにしました。それにしても、62個も豆を食べなくてはなりません。(裕)

 


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面白オモシロし雪にやならん冬の雨  芭蕉 バショウ
冬の雨が降っている。しんしんと冷えてきた。この分では雪になるだろう。雪を期待する気持ちをもっての招いてくれた主人への挨拶がわりの俳句。

・・・ここ一週間ばかり厳しい寒さが続いています。この間晴れが続いていたのですが、今日は家への帰りに雨に降られてしまいました。雨具無しで単車に乗っていたので冷たさが身にしみるのですが、芭蕉の句を思い出すと少し楽しくなってきました。こんな日は温かいお風呂が有難いですね。(裕)

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