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毎月、高槻市で素読の会を開いています。「素読とは」「素読について」「家庭での素読に仕方」など「素読」に関心をお持ちの方必見の記事も多数アップしています。
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 まほろば小学生合宿では毎年『まほろば大会』を行っています。合宿中に学んだことを班で劇や素読暗誦などの形で発表する時間です。今年は、伊勢で式年遷宮を学ぶわけですが、劇としては『天の岩戸びらき』と『天孫降臨』の二つのシナリオを考えているところです。
 話は変わりますが、橋下大阪市長は知事時代文楽を鑑賞して『二度目は無い』と発言したそうですが、補助金削減問題をめぐって市長として26日に国立文楽劇場を訪れました。この3年間で心境の変化があったのかどうか「古典の芸能文化として、守るべきところは守っていかないといけないとよくわかった」と述べたということですが、しかし、「最後の場面で何も感じなかった。演出など見せ方をもっと工夫して、文楽をよく知らない僕らでも面白いと思うものにすべきでは・・・いろんな問題点もある。今までは保護の面が強かった」などと、持論も展開しそうです。橋下市長がどう感じるかで補助金が削減されるかどうか?というのはでは、浄瑠璃の危機と言わざるを得ません。
 しかし、浄瑠璃の危機は今回が初めてではなく、全盛を誇った近松門左衛門の時代にも政治によって根絶させられようとしたことがあったのです。享保の改革時、まず、「『心中もの』をまねて心中するものがいる」として『心中物が禁止となりました。ついで浄瑠璃に理解の無い大坂町奉行が『浄瑠璃』そのものを全面禁止しようということになりましたが、近松は「一度浄瑠璃を見てからにしては」ということで町奉行を文楽に招いたのでした。そこで演じられたのが、奇しくも『天の岩戸開き』であり、これを見た町奉行はいたく感動し、『時代物』は許されたということです。さすがの近松も大阪市長にかかると「何も感じない。演出が悪い。」と散々なのが残念です。
 ともかく、まほろばでは『天の岩戸開き』を成功させなくてはなりません。24.7.27(裕)

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