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毎月、高槻市で素読の会を開いています。「素読とは」「素読について」「家庭での素読に仕方」など「素読」に関心をお持ちの方必見の記事も多数アップしています。
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私は教員であったころ「木」のたて棒の部分が撥ねていてもをつけていました。ところが、ある学校で私以外の先生は100パーセント×をつけるというので驚いたことがありました。なぜ、そのことがわかったかというと、通知表の『評価の観点』を決める作業をしていた時のことです。学年から1名ずつ委員を出して、話し合いをした時、私は中学年だったのですが、漢字の評価の観点は「止め、撥ね、払いに気をつけて書く」としたのに対し、1年生を含め、他学年は「止め、撥ね、払いが正しく書ける」としていたからです。「木」はたて棒の部分をを撥ねたり、右払いを止めたりしたらバツにしなければいけないということです。「高学年では逆に許容範囲として許されることを教えなければいけないんですね。」と、私は校長先生に尋ねましたが、「教えたらきちんと評価しなければいけない。『気をつけて書く』では評価できない。」との返事でした。と、ちょうどその時、「学校努力目標」の額が目に入ったのです。「目標」が標の示の部分のたて棒の最後が「止め」てあったのです。教科書体では「撥ね」なければいけません。「私は○だと思うのですが、皆さんは×をつけるんですか?」「校長室なら許されて、1年生で初めて習って間もない子は許されないんですか?」とその場の全員に尋ねました。皆さんはどう思われますか?次回に私の考えをお伝えします。

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立春の頃から2,3日暖かい日が続いたためか、昨日今日の寒さがかえって身にしみます。コンビニに食パンを買いに行った帰り道田んぼに氷が張っていました。
ひゞわれる 音や旭のさす 田の氷  子規
子規のこの句は立春より前の作に違いないと思いつつ、これ以上ぴったりの俳句はないと感じました。(裕)

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素読プリントより その9
江雪    柳 宗元リュウソウゲン
千山 鳥飛ぶこと絶え
万径 人蹤ジンショウ滅す
孤舟 蓑笠
サリュウの翁オキナ
独り釣る 寒江の雪

意味・・・重なり合った山々に雪が積もり、飛ぶ鳥もいなくなった

たくさんの小道も雪で閉ざされ、人の足跡も無い
そんな大自然の中に蓑笠ミノカサをつけた翁が船を出して
一人釣りをしている

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今日も昨年の出来事で忘れられないことについて書きたいと思います。ブログを開設する前のことですのでお許しください。
私の都合で前月素読の集いを休んだことがあったのですが、そのためか、その月は私を含めて5人しか集まりませんでした。会場である公民館の会議室の前には、図書コーナーがありました。高学年の子や中学生たちが10人ぐらい集まって、それぞれゲームをしていたので、「今から素読の集いをするけど、暇やったら参加せえへんか?」と声をかけてみました。そしたら全員「やってみる」というので驚きました。5つの文章を素読で読みました。
紙面の関係で、『春望』は4行だけしかプリントに載せていませんでした。
    春望  杜甫
   国破れて山河在り
   城春にして草木深し
   時に感じて花は涙を濺ソソ

   
別れを恨んで鳥は心を驚かす

   
この時、中学生たちが「学校で習った。」というのです。そのうちの一人が
「あとの分も覚えている。」というので暗唱で発表してもらいましたが、本当にきちんと言えたのです。

   烽火ホウカは三月に連なり
   家書は万金に抵
アタ
   白頭掻きて更に短く
   渾べて簪シンに勝えざらんと欲す


みんな「ほおぉー」と驚いて一瞬静かになった後拍手喝さいとなりました。中学生たちは、中間考査の前日でクラブがないので暇だから集まってゲームをしていたそうです。「次からは、クラブで来られへんけど、楽しかった。」と喜んで帰って行きました。(裕)

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 話は少し古くなりますが、昨年6月下旬から7月上旬にかけて、岩手県に行きました。大槌町にある大槌稲荷神社の「()()しの祭り」で、震災の為になくなられた方々の慰霊に参加することが目的でした。神社が中心となり伝統の『鹿踊(ししおど)り』を守っていこうと小学生から、お年寄りまでいろんな人が学校や仕事を終えてから集まり、練習を重ねていたことが覗えました。その夜、神主の十王舘さんたちと懇談しました。岩手県に行く直前に台風が発生したこともあり、私が「被災地に台風が来ると大変ですね。」と訊ねたところ、「台風は1日で通り過ぎるからたいしたことはない。冬の吹雪は台風並みの風が、3日も4日も続くことがあるし、一旦止んでも、繰り返し何度もやってくる。雪も厄介です。」と言われたことを思い出します。本当に、1月中旬以降の天候は例年になく厳しくて被災地の方々の事が心配です。ただ祈るほかに何もできないのが歯がゆい思いです。(裕)

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