毎月、高槻市で素読の会を開いています。「素読とは」「素読について」「家庭での素読に仕方」など「素読」に関心をお持ちの方必見の記事も多数アップしています。
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10日ほど前に月、金星、木星が西の空に一直線に並んで話題となりました。月は毎日位置がずれていくので、今日は金星と木星が西の空に輝き出すころ、東の空に月が昇ってきました。昨日に続き、今日も夕方少し雨が降りましたが、今日は日没時には晴れ上がりました。
実は昨日『月は東に日は西に』を雨模様のため見ることができなかったので、今日は芥川堤防で月の出を待っていたのです。しかし、十六夜は『いざよい』で、日没後に少し遅れて出ます。それで金星、木星が西の空で月が東となったわけです。オリオン座も西の空に見ることができました。
それにしても、十七夜は『立待月』、十八夜は『寝待月』とそれぞれに名前を付けて楽しんだ昔の人の感性に驚かされます。(裕)
実は昨日『月は東に日は西に』を雨模様のため見ることができなかったので、今日は芥川堤防で月の出を待っていたのです。しかし、十六夜は『いざよい』で、日没後に少し遅れて出ます。それで金星、木星が西の空で月が東となったわけです。オリオン座も西の空に見ることができました。
それにしても、十七夜は『立待月』、十八夜は『寝待月』とそれぞれに名前を付けて楽しんだ昔の人の感性に驚かされます。(裕)
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菜の花や 月は東に 日は西に 蕪村ブソン
蕪村のこの句は誠にも雄大です。西に日が沈み、東に日が昇る。その間は一面の菜の花。この雄大な景色をわずか17音で表現できるのが俳句の奥深さであり、日本人の感性の素晴らしさだと思います。
今日は旧暦の3月15日です。朝から晴れていたので帰りは遠回りして淀川堤防まで出かけて夕焼けと月の出を楽しもうと思っていました。この時期の淀川堤防は菜の花の仲間のイヌガラシの花が満開です。ちょうど蕪村の句のような景色となるのです。残念ながら、5時前から風が強まり、雨が降り出しました。
そういえば蕪村の句は岩清水八幡宮の麓フモトあたりの景色を詠んだもので、高槻は数キロ下流ではありますが、同じ淀川流域です。田植え前まで菜の花を育てる農家は皆無に近い状態となりましたが、イヌガラシの花によってわずかに昔を偲ぶことができるのです。明日は晴れるように祈っています。(裕)
蕪村のこの句は誠にも雄大です。西に日が沈み、東に日が昇る。その間は一面の菜の花。この雄大な景色をわずか17音で表現できるのが俳句の奥深さであり、日本人の感性の素晴らしさだと思います。
今日は旧暦の3月15日です。朝から晴れていたので帰りは遠回りして淀川堤防まで出かけて夕焼けと月の出を楽しもうと思っていました。この時期の淀川堤防は菜の花の仲間のイヌガラシの花が満開です。ちょうど蕪村の句のような景色となるのです。残念ながら、5時前から風が強まり、雨が降り出しました。
そういえば蕪村の句は岩清水八幡宮の麓フモトあたりの景色を詠んだもので、高槻は数キロ下流ではありますが、同じ淀川流域です。田植え前まで菜の花を育てる農家は皆無に近い状態となりましたが、イヌガラシの花によってわずかに昔を偲ぶことができるのです。明日は晴れるように祈っています。(裕)
道端にタンポポの花が見かけられるようになりました。
教員時代のことですが、宿題でタンポポを観察して作文を書いてもらったことがあります。子供たちなりに発見したものをクラス分まとめるといろんな不思議があることがわかります。
・白い花のタンポポがある。
・夜は花を閉じている。
・花の奥に綿毛の赤ちゃんがいる。
・ものすごく茎の長いタンポポがある。
ある時、一人が長い茎のタンポポを持ってくると次の日には何人かがもっと長いのがあると持ってくるということがありました。長さを測って見ましたが一番長いものは80㎝を超えていたので驚いたことがありました。
綿毛には種がついていて、一つの綿毛のかたまりをバラバラにしてノートに一つずつセロテープで止めてきた子がありました。確か130個ぐらいだったと思います。白い花のタンポポは連休中に四国のお父さんの生家に行ったときに見つけたものですが、そのころには宿題とはしていないのにタンポポの観察を楽しんでいたように思います。白花タンポポは北摂ではほとんど残っていませんが、高槻では南平台のウォータープラザで見られます。
タンポポの季節になるたびに思い出します。(裕)
教員時代のことですが、宿題でタンポポを観察して作文を書いてもらったことがあります。子供たちなりに発見したものをクラス分まとめるといろんな不思議があることがわかります。
・白い花のタンポポがある。
・夜は花を閉じている。
・花の奥に綿毛の赤ちゃんがいる。
・ものすごく茎の長いタンポポがある。
ある時、一人が長い茎のタンポポを持ってくると次の日には何人かがもっと長いのがあると持ってくるということがありました。長さを測って見ましたが一番長いものは80㎝を超えていたので驚いたことがありました。
綿毛には種がついていて、一つの綿毛のかたまりをバラバラにしてノートに一つずつセロテープで止めてきた子がありました。確か130個ぐらいだったと思います。白い花のタンポポは連休中に四国のお父さんの生家に行ったときに見つけたものですが、そのころには宿題とはしていないのにタンポポの観察を楽しんでいたように思います。白花タンポポは北摂ではほとんど残っていませんが、高槻では南平台のウォータープラザで見られます。
タンポポの季節になるたびに思い出します。(裕)
今日は10時前から雨が降り出し、少しずつ風も強まってきました。2時過ぎ急に空が暗くなり、バケツをひっくり返したように激しく雨が降り出しました。天気予報では台風並みといっていましたが、1時間ぐらいは台風そのものでした。
春一番とはまったく異なる『春の嵐』ですね。
昨年、東北に行ったときにお世話になった岩手県大槌町の大槌稲荷神社の宮司さんとの夕食会でのことです。台風が近づいていたので、「被災地に台風が直撃すると大変ですね。」と自分の心配を宮司さんに伝えました。宮司さんは、「台風はたいしたことはありません。1日で通り過ぎます。冬は台風並みの吹雪が何日も続くことがあります。一旦止んでも、また吹雪になり、繰り返しです。」とこともなげに話されておられたのが忘れられません。
ようやく春が訪れたであろうに、今晩から明日にかけて、この春の嵐が東北を襲うとの予報です。被災地の無事を祈らずには居られません。(裕)
春一番とはまったく異なる『春の嵐』ですね。
昨年、東北に行ったときにお世話になった岩手県大槌町の大槌稲荷神社の宮司さんとの夕食会でのことです。台風が近づいていたので、「被災地に台風が直撃すると大変ですね。」と自分の心配を宮司さんに伝えました。宮司さんは、「台風はたいしたことはありません。1日で通り過ぎます。冬は台風並みの吹雪が何日も続くことがあります。一旦止んでも、また吹雪になり、繰り返しです。」とこともなげに話されておられたのが忘れられません。
ようやく春が訪れたであろうに、今晩から明日にかけて、この春の嵐が東北を襲うとの予報です。被災地の無事を祈らずには居られません。(裕)
今日は大阪城のソメイヨシノが六輪花をつけ、開花宣言がなされました。
漢字の桜(櫻)は中国と日本では違うものを表しています。中国には桜が存在しないため、日本の『さくら』を表す字は作られていないので、別の漢字を借りてきて『さくら』を表したものだということです。椿、柊、柏、楓、桂、楠、朴、など中国と日本では違うものを表しているものが相当数あるようです。中国の漢字は中国の言葉を表した字であり、日本で使われている漢字は日本の言葉を表すためにあてはめた文字ということがいえそうです。
峠、辻、鱈、鱩ハタハタ、鯱シャチ、鱶フカなどは日本で作られた日本産の漢字です。『もののあはれ』の『あはれ』など日本人特有の感情などは漢字では書き表せないのでふつうは平仮名でしか表せません。
驚いたのは『働』という字も日本産だそうです。中国には日本の『はたらく・・・はたを楽にする』という言葉にピッタリの字が無かったので、最も近い『動』という字に人という字を加えて作ったものだそうです。中国に逆輸入されて使われています。
アナトール・フランスは「日本語の『働く』という言葉は、よその国の『働く』という言葉とは違います。だから、翻訳ができません。だって、どこの国の人も日本人のようには働きませんもの。」と表現したそうですが、中国で作られた漢字で言い表せないものこそ、日本独特のものとして大切なもののような気がします。・・・今回も石井勲著「日本語の再発見」を参考にしました。(裕)
漢字の桜(櫻)は中国と日本では違うものを表しています。中国には桜が存在しないため、日本の『さくら』を表す字は作られていないので、別の漢字を借りてきて『さくら』を表したものだということです。椿、柊、柏、楓、桂、楠、朴、など中国と日本では違うものを表しているものが相当数あるようです。中国の漢字は中国の言葉を表した字であり、日本で使われている漢字は日本の言葉を表すためにあてはめた文字ということがいえそうです。
峠、辻、鱈、鱩ハタハタ、鯱シャチ、鱶フカなどは日本で作られた日本産の漢字です。『もののあはれ』の『あはれ』など日本人特有の感情などは漢字では書き表せないのでふつうは平仮名でしか表せません。
驚いたのは『働』という字も日本産だそうです。中国には日本の『はたらく・・・はたを楽にする』という言葉にピッタリの字が無かったので、最も近い『動』という字に人という字を加えて作ったものだそうです。中国に逆輸入されて使われています。
アナトール・フランスは「日本語の『働く』という言葉は、よその国の『働く』という言葉とは違います。だから、翻訳ができません。だって、どこの国の人も日本人のようには働きませんもの。」と表現したそうですが、中国で作られた漢字で言い表せないものこそ、日本独特のものとして大切なもののような気がします。・・・今回も石井勲著「日本語の再発見」を参考にしました。(裕)
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