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毎月、高槻市で素読の会を開いています。「素読とは」「素読について」「家庭での素読に仕方」など「素読」に関心をお持ちの方必見の記事も多数アップしています。
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青竹の きしむ音聞く 辻まわし  鈴木静子

 『祇園祭』を詠んだ俳句を探しましたが、日本大歳時記(講談社、昭和57年)でも祭の説明しか載っていませんでした。新版川柳歳時記(創元社、昭和58年)から選びました。
 『辻回し』は最近は四条河原町の交差点のものを報道しています。しかし、祇園祭は2歳の夏、私の記憶に残る一番古い出来事の一つであり、その頃は河原町ではなく、山鉾は寺町を通っていたのです。寺町の叔母の家で私が昼寝をしている間に、みんな祭に出かけてしまったのです。目が覚めた私は家族を探して表に出てしまいました。ここまでは京都の叔母の話で、私の記憶は、迷子になって(三条の)交番でわんわんと泣いている場面だけです。成人した後、祇園祭の時にそのことを話すと誰も覚えていないのです。「嘘らしい。夢でも見てたんと違う。」と言われて自分の記憶に自信が無くなっていまいこの話は封印してしまいました。それから、また年月が流れ、すっかり忘れかけてた頃、京都の叔母が「祇園祭と言えば、裕ちゃんが迷子になってびっくりしたことがあったなぁ。私が交番まで迎えに行ったんやで。」と私の記憶に間違いのなかったことを証明してくれました。
 今だに『辻回し』の様子がテレビに流れると、無くなった叔母を思い出します。24.7.17(裕)

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 今同窓会の2次会から帰ってきました。1次会は同窓生の寺の裏庭でバーべキューを楽しみました。(肉食妻帯も昔から許されている浄土宗ですのでお許しください)2次会は同じく同窓生の喫茶店で行いました。大津市の中学生生徒の自殺事件も話題になりました。
 初めのうちは元教員ということで責められ役でした。そのうち、自分たちの小・中学生時代の話しとなりました。曰く「喧嘩はしょっちゅうあったが皆限度をわきまえていた。」「先生にどつかれたことを家に帰ってから親に話したら、『何悪いことしたんや。』と怒られてお終いやった。」「昔の先生はどつきもしたけど面倒見がよかった。」等々。いじめなどなかったので50年後もこうして集まって楽しい時間を共有できるんだと思います。24.7.15(裕)

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 子供を幸せにするには子供の願いを知る必要があると思います。
 低学年を受け持ったら、七夕飾りで短冊に願いを書いてもらいました。書く前に、良い願いは①人の幸せを願うもの②自分の成長を願うものであり、自分の願いが叶うことによって他の人の迷惑になったり、不幸になるようなことは願ってはいけないことなど話しました。
 ほとんど子供は「~がほしい」「~になりたい」「~ができるようになりたい」など書きます。しかし、これらは具体的ですが、表面的な願いだと思います。子供の本当の願いは、「愛されたい」「認められたい」「誉められたい」ということ、『人の役に立ちたい』ということだと思います。
 いくら物質的には恵まれていても「愛されたい」という願いが満たされなければ幸福にはなれません。「認められる」こともなく「誉められる」こともなければ幸福感は得られないでしょう。
 これらの願いが満たされている幸福な子供は絶対に『いじめ』することはないでしょう。「人の役に立ちたい」という子供の素直な願いが歪められることはないでしょう。
 昨日はいじめについて外からの対策として、『くじけるな、嘘をつくな、弱いものをいじめるな』といった『掟』について書きましたが、内からの対策としては『愛されたい』という根本的な願いを満たす必要のあることをあげたいと思います。24.7.14(裕)


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 いじめによる大津市の中学生の自殺報道以降、いじめ問題がマスコミをにぎわしています。親御さんの心を思うといたたまれません。
 いじめはいつの時代にもあったし、無くならないということを聞くこともありますが、私自身は小学生、中学生でいじめを見聞きしたこともなく過ごしました。希有な例なのでしょうか?幸せな子供時代であったと思います。
 教員時代には、受け持ちのクラスでも何度かいじめ問題を経験しました。きちんと対応できたかと問われれば自信がありません。暗中模索の中で七転八倒していたに過ぎなかったと思います。その中で分かったことは、いじめの中心になる子は必ず不幸せな子であるということです。引きずられていじめに加わる子の中には幸せな子がいるかもしれないが拒否しきれない弱さがあるわけです。
 全ての子が幸福に育てられればいじめは根絶できると思います。そのためには、全ての大人が子供の幸せのために尽くす必要がありますがほとんど不可能なことだと思われます。
 現実的には、薩摩の『郷中教育』や会津の『什』教育にみられる『掟』の存在が有効ではないかと思うのです。鹿児島は30ほどの郷中に分かれ、年長者が年少者を指導していました。その教育システムも素晴らしいものですが長くなりますので話を『掟』に限ります。それぞれの郷中にそれぞれの『掟』があるわけですが、共通している点を3点にまとめると「くじけるな、嘘をつくな、弱いものをいじめるな。」です。この掟を破ると厳しい罰が与えられたといいます。何よりも、男としてまた武士の子として認められないことに耐えられなかったいうことです。
 こうした最低の規範さえも捨て去ってしまった戦後の風潮がいじめの陰湿化をもたらしたのではないでしょうか?24.7.13’(裕)

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涼風も 仏任せの 此身かな 一茶

 今年は一人の時はできる限り節電の為エアコンをつけずに網戸から入る風でがまんしています。エアコンの無い一茶の時代には、どんな暑さも耐えるしかなく、一吹きの煤風に息抜きできるのもまさに仏任せと悟るのが一番良いがまんの方法だったのでしょう。24.7.11(裕)

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